僕の頁 <SASと臨床試験と雑談と>

徒然なるままにSAS暮らし

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ベクトルプロット(Vector plot)事始め(SG)  

今回は「ベクトルプロット(vector plot)」というグラフを紹介します。

臨床試験では、開発中の薬剤を被験者に投与した際に、様々な安全性データの
分析を行いますが、例えば注意すべき薬剤特有の有害事象がどのような発現
プロファイルを示しているのかを図示することで視覚的に有用な情報を得る
ことができます。もちろん、通常の有害事象の発現率などの解析は行った上での話です。

ここでは、ある薬剤を投与した際に「口内炎」が多くみられるとします。
各被験者が薬剤投与後どのような時期に、どれくらいの期間口内炎を
発現しているかを図示して視覚的に発現プロファイルを確認することが
目的です。

テストデータは、各被験者ごとに口内炎の発現日と消失日が格納されているとします。
vector_testdata.png

ベクトルプロットでは、sgplotプロシジャのvectorステートメントで以下のオプションを
使用します。

vector x=終点の変数 y=終点の変数
/ xorigin=始点の変数 yorigin=始点の変数 <オプション> ;


noarrowheadsオプションで矢印なし、arrowheadshape=both/in/outで矢印を出力して
方向も指定することができます(ここでは矢印なしの事例です)。
また、始点と終点にscatterステートメントでダイヤモンドマークを出力しておきます。
*** テストデータの作成 ;
data AE ;
call streaminit(100) ;
do ID = 1001 to 1010 ;
AESDY = max(1,round(rand("normal",5,5),1.)) ; *--- 口内炎発現日 ;
AEEDY = max(AESDY,round(rand("normal",10,5),1.)) ; *--- 口内炎消失日 ;
output ;
end ;
run ;
*** ベクトルプロットの描画 ;
title "口内炎の発現時期" ;
proc sgplot data=AE ;
refline ID / axis=y lineattrs=(pattern=2 color=lightgray) ; *--- 薄い点線 ;
vector x=AEEDY y=ID
/ noarrowheads xorigin=AESDY yorigin=ID
lineattrs=(color=gray pattern=1 thickness=0.1in) ;
*--- 発現から消失のベクトルプロット ;
scatter x=AESDY y=ID
/ markerattrs=(size=0.1in symbol=diamondfilled color=red)
name="Start" legendlabel="Start Days" ; *--- 発現日のダイヤモンド ;
scatter x=AEEDY y=ID
/ markerattrs=(size=0.1in symbol=diamondfilled color=black)
name="End" legendlabel="End Days" ; *--- 消失日のダイヤモンド ;
xaxis integer label="投与後日数(日)" ;
yaxis values=(1001 to 1010 by 1) label="被験者ID" ;
keylegend "Start" "End" ; *--- 凡例 ;
run ;
title ;


結果は以下になります。発現時期や持続期間が視覚的に確認できて便利ですね。
vector1.png
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Posted on 2014/03/15 Sat. 13:22 [edit]

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